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カート

カートが空です

よむやさい

vol.1|あかでみトマトのはなし。

トマトのひみつ、5つのはなし。

 栄養があって、見た目も鮮やか。生食だけでなく煮込み料理にも活躍するトマトは一年中私たちの食卓においしさと彩りを届けてくれます。

 でも、その歴史や栄養については意外と知らないもの。普段何気なく食べているトマトのあれこれをご紹介します。

 

01|トマトはどこからやってきたの?

 トマトの原産地は、南米のアンデス山脈周辺。ペルーやエクアドルなどの高原地帯がはじまりとされています。この野生種トマトが人間や鳥によってメキシコに運ばれ、そこで栽培され食用になりました。ヨーロッパに伝わったのは、コロンブスの新大陸発見に端を発する大航海時代の1500年代。日本には江戸時代初期に伝わったとされています。トマトはナス科ナス属の野菜で、ジャガイモやピーマンと同じ仲間に分類されています。

 

静岡産 あかでみトマト

02|トマトは有毒だとされていた?

 16世紀のヨーロッパでは、有毒植物のべラドンナと似ているという理由でトマトにも毒があると考えられており、もっぱら鑑賞用として栽培されていました。しかししばらくして、飢餓に苦しむイタリアの貧困層のなかにそれを食べてみる者が現れ、トマトが食べられることを発見。さらに少しずつ改良をして食べやすいトマトを作り出していきました。

 

トマトの出荷風景

03|トマトが果物か野菜か最高裁判所で争われた

 今から100年以上も前のこと。当時のアメリカの法律では、輸入野菜には関税がかかっていましたが、果物は税金を納める必要がありませんでした。そこでトマトを輸入したい業者は、「トマトは果物だから無税だ」と主張。一方、役所は「トマトは野菜だ」と反論し、裁判に発展しました。植物学者らも巻き込む大論争となったこの裁判は、結局最高裁判所にまで持ち込まれ、そこでやっと「トマトは野菜である」と結論が出されたそうです。

 

静岡産「あかでみトマト」で煮込んだ7種野菜と3種の豆が甘み豊かなミネストローネ

 

あかでみトマトのはなし vol.2へつづく