【あたためる#3】 やさしくて愛おしいお風呂。
【あたためる#3】 やさしくて愛おしいお風呂。
日に日に寒さが増してきて、冬本番の到来。いつも以上にバスタイムがしあわせに感じませんか?
「寒い寒い!」と言いながら、やっとの思いでバスルームに入り、はやる気持ちを抑えながら髪や身体をきれいに洗ったら、気分は最高潮。いざ、お気に入りの入浴剤の香りとほかほかの湯気が立ち込める、湯船に!
––––こんな風に想像するだけで、いますぐお風呂に浸かりたい気持ちになってくるものです。
もちろん湯船に浸かることは、ただ身体があたたまり、しあわせな気分を味わえるだけではありません。
血管が拡がって血の巡りが促進することや、浮力によって、身体を支えている筋肉や関節を解放できること。そして、入浴によって深部体温を高めることで、入浴後の睡眠の質も高められることなど……。
あらためて考えてみると、思っていたよりもずっと、いいことづくめな行為ですよね。
……とは言っても、湯船に浸からず、シャワーで済ませる人も多いのが現実。なかなか習慣にできない人も、たくさんいるのではないでしょうか。
湯船に浸かることは、海外ではあまりなじみのない習慣だと言われていますが、日本人は「あたためる」という言葉を目や耳にすると、きっとたくさんの人が「お風呂」を連想すると思います。
そんな、日本の誇るべき文化であり、「あたたかさ」の象徴とも言えるような入浴を、いまの時季こそ楽しむべきだと思うのです。
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(左→右)華密恋薬用入浴剤
PLUM & ASHBY バスエッセンス ゼラニウム&オレンジ
Beバスミルク(ゆずジンジャーの香り)
入浴を楽しむのに欠かせないのが、入浴剤。
ひとつの入浴剤に絞るのもいいですが、その日の気分や体調によって変えられるよう、いくつか常備しておくことをおすすめします。
香りによって使い分けるだけでなく、保湿成分が多く含まれるミルクタイプは「乾燥が気になるとき」、発汗作用の高いバスソルトは「デトックスしたいとき」など、タイプ別で用意しておくと、その日の気分や身体と相談して、より満たされるバスタイムが過ごせるはず。
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きき湯ファインヒート リセットナイト
「今日はすごく疲れた!」という日や「一日中外にいて芯から冷えた」なんて日は、ぜひコンビニに寄ってみてください。
意識して見たことがない人も多いと思いますが、実は入浴剤が売られているコンビニがほとんど。パッケージからして「何だかこれは効きそうだ!」と思える入浴剤を揃えているお店が多いような気がします。
遅い時間に帰路につく人も、コンビニで入浴剤を買っちゃえば、「今日は疲れたけど、湯船に浸かってぐっすり寝よう!」というご自愛スイッチが入ること間違いなし。
忘れてはいけないのが、「お風呂から上がった後も、きちんとあたためる」こと。
せっかくお風呂であたためた身体を、ベッドに入る前に冷やしてしまうのは避けたいところ。
腹巻きやナイトソックスなど、就寝中も心地よく身につけられるアイテムに頼ってみるのも手です。
お風呂を楽しめるのは、もちろん家だけではありません。「たまに家以外のお風呂に入る」 ことも大切にしてほしいことのひとつです。
近所の銭湯でも、一日楽しめる温泉施設でも、はたまた、飛行機に乗ってお目当ての温泉に!というのも、いいかもしれません。
いつもは何気なくルーティンにしている入浴でも、場所を変えれば特別なひとときになり、気分転換にも。
お風呂から上がって、クイッとフルーツ牛乳を飲む頃には、きっとお風呂がもっと好きになっているはずです。
すごく疲れた日、何ひとつうまくいかなかった日、いいアイデアが思いつかず悶々とした日……。そんな日も、湯船に浸かってあたたまったら、ほんの少しだけ、1ミリだけ、10秒前よりは、前を向けているような気がします。
冷えた身体と、心まで包み込み、やさしくあたためてくれるお風呂。この冬もきっといろんな日があるけれど、お風呂が味方の私たちはきっと大丈夫です。