【好きなもの#4】番外編
【好きなもの#4】番外編
こころとカラダをより健やかに、毎日をより豊かにするアイデアをお届けする「for your wellness.」。
昨年最後のテーマは「好きなもの」でした。
昨年を振り返り、さまざまな出会いがあった中で心に残ったもの、あらためて魅力を実感したものを、こちらのコーナーを手掛ける4名がご紹介します。
Mの場合:〈limerime〉の「パンティライナー」
最後に推したいのはフェムテック商品。〈limerime(ライムライム)〉は、表面材に竹の繊維を使用し、プラスチックフリー&生分解性を積極的に取り入れたサニタリーブランド。
ライナーをこちらに変えてから、ムレや不快感がグッと減少。ムズムズかゆい!なんてことが本当になくなって驚きました。肌触りのよさにこだわっているという点に納得。そして、このパッケージも素敵じゃないですか? しまい込まなくてもいい、むしろ見えるところに置いておきたいと思うサニタリーアイテムです。
20 袋入り ¥726(税込)
Oの場合:「君たちはどう生きるか」
2023年、同タイトル映画の公開が話題に。
ご存知の通り、小説と映画のストーリーはまったくの別物なのですが、映画には小説が登場するシーンがあり、そのシーンが個人的にとても印象的で、かなり久しぶりに読み直すことに。
簡単に言ってしまうと、中学生の主人公の成長物語なのですが、周囲で起こる問題と向き合う主人公の姿に、誰もが少なからず自分と重なる部分を見つけられると思います。主人公が壁にぶつかるたび、叔父さんとの交流を通して考える、人間の在り方のようなものについて、悩み抜き、考えることを諦めずに自分なりの答えを見つけていくところが見どころ。
この本を読みながら、自分自身も「いろいろな人と生きる中で、自分はどういう軸をもって生きていきたいんだっけ?」と、日々の忙しさで忘れかけていた素直な気持ちと向き合えるところが好きです。
読み終わった後、過去の経験から学び、いまに繋げられてきたという成長の感覚が自分にも。
きっといまある壁からも何かを得られて、いつか誰かを助けられるかもしれないと前向きなエネルギーが湧いてきました。約87年も前に出版されたものであるのにも関わらず、現代でもぐさっと心に効く本です。これからも、人生の節目節目に読むことになるだろうなぁと思います。
吉野源三郎著 岩波文庫 ¥1,067(税込)
Tの場合:〈KEEN〉の「ZIONIC MID WP」
ずっと興味のあったトレッキングを、今年の終わりについにはじめました。まずは形から入ってすてきな製品で身を固めることも趣味の充実には大切(散財を正当化する魔法の言葉)ということで、いろいろグッズを揃えた中でのマイベストはこちら。〈KEEN(キーン)〉のトレイルシューズ「ZIONIC MID WP」は、足元に重さを感じさせない最軽量のモデル。傾斜がきつく足場が不安定な山道でも安心の、優れたグリップ力も山登りの相棒として頼もしい。そのうえ、防水性もあるので急な天候変化への心配も不要。初心者でも快適に歩ける機能性、洋服と合わせやすいミニマルなルックスともに大満足。タウンユースのしやすさも狙ってオールブラックをチョイスしたので、アウトドアシーンだけでなく日常的にも活躍しています。
¥21,450(税込)
Iの場合:〈Cotopaxi〉の「Allpa 38L Roller Bag」
海外からの旅行客を見かけるまでに日常が戻った中、リャマのマークがあしらわれたカラフルなバッグを携えたバックパッカーの姿が心に残り、調べてみると〈Cotopaxi(コトパクシ)〉というアメリカ発のアウトドアブランドのものだと判明。大量生産の過程で出る残材や残布を素材として、新たな価値を生むサスティナブルなものづくりをポリシーにしているのだそうです。元気がもらえるカラーリングも特徴ですが、私が狙ったのは、潔い黒一色のキャリーバッグ。機内持ち込みもOKなコンパクトさながら、3泊4日分の荷物が難なく収まるという情報を目にして、実物を確かめにお店へ。実際に持ってみるととっても軽いうえに、移動時のローラーの音が静か。耐久性と耐水性に優れたポリエステルや丈夫なバリスティックナイロンが採用されているとのことで、旅や出張時のフットワークを格段に軽くし、余計なストレスからも解放してくれそう!
というわけで、年末の帰省のお供はこれに決めました。約20年ぶりに新調したトラベルバッグ片手に颯爽と歩く日が楽しみです。
56×36×30cm 2,790g ¥55,000(税込)