【あたためる #1】個性豊かな飲み物でほっと一息。
【あたためる #1】個性豊かな飲み物でほっと一息。
少しずつ空気がひんやりとしてきて、季節の移り変わりを感じるこの頃。
寒さが増すに連れて、気になってくるのが“冷え”。
「冷えは万病の元」という言葉があるように、身体が冷えて代謝が落ちることで、肌荒れや肥満につながったり、心身の不調や病気の原因になったりと、あらゆる面に影響を及ぼすと言われています。
そんな“冷え”をうまく解消し、寒い季節も健やかに自分らしく過ごすための、ちょっとした工夫を紹介します。
身体を素早く内側から温めてくれる心強い味方と言えば、ホットドリンク。
白湯やお茶などの気軽に飲めるものを基本に据えつつ、そのときどきの気分やシーンに合わせてセレクトできるように、いろんなバリエーションを用意しておくと、豊かなひとときを過ごせておすすめです。
私は、お出かけ先や旅行先で気になるティーバッグやドリップバッグを見つけると、ちょこちょこと買い揃えてコレクションしています。
飲み物のおいしさに加えて、そのアイテムに出会ったときの思い出やときめきもよみがえって、より一層しあわせな気持ちに。
今回は、その中からいくつかピックアップして、私流ホットドリンクの楽しみ方をご提案。
✔️MORNING 朝のためにブレンドされた紅茶で目覚めの一杯を
ENGLISH BREAKFAST/Whittard
1886年創業の英国紅茶ブランド〈Whittard(ウィッタード)〉は、旅行でイギリスを訪れた際に出会ったもの。朝食との相性を考えブレンドされた、芳醇でなめらかなフレーバー。濃厚な紅茶にありがちな渋みがなく、飲みやすいのに深い味わいがお気に入り。ミルクを入れてミルクティーにしても、しっかりと香りが残ります。
〈Whittard〉に限らず、さまざまな紅茶ブランドから「ブレックファースト」を謳ったブレンドが発売されているので、いろいろと試しながら自分好みの一杯を見つけてみるのも楽しいですよ。
✔️EVENING ほっと安らぐ梅こぶ茶で疲れを癒やす
特選平戸梅こぶ茶/平戸有香製茶
和を感じる味わいに心がほぐれるだけでなく、クエン酸による疲労回復効果や、アルギン酸による整腸作用、血中コレステロール値を抑える効果もあり、嬉しいことづくしの「梅こぶ茶」。
日々頑張っている自分の心をいたわりあたためてくれる言葉が散りばめられた、お守りのようなエッセイも携えて、身も心もほかほかに。
✔️EVENING やさしいスパイスがじんわりと効く和漢のチャイ
和漢のチャイ/杉本薬局
フードディレクター・野村友里さんが手がけるお店「eatrip soil」で出会った、鎌倉の漢方薬局「杉本薬局」がつくるノンカフェインのチャイ。
ナツメ、朝鮮人参、シナモン、ショウガ、カルダモン、チョウジ、胡椒など数多くのスパイスがブレンドされ、小分けのティーバッグに入っているので、手軽に本格的な味わいを楽しめます。スパイスの力で身体の芯から温まると、ぽかぽか感がずっと続いて気分までほっこりとしてきます。
私がよく手土産やとっておきの日のご褒美として購入している、蔵前にある人気店「菓子屋シノノメ」の焼き菓子をお茶請けに、たまには贅沢なティータイムを。
✔️NIGHT ハーブティーとともに過ごす穏やかな時間
24/7有機 夜半のひととき(有機カモミール×有機マルベリー)/Herb Laboratory
神戸のハーブブランド〈Herb Laboratory(ハーブラボラトリー)〉の24/7シリーズは、朝昼夕夜の時間に合わせたそれぞれ異なるブレンドのハーブティーが揃います。
「夜半のひととき」は、名前の通り夜の時間に向けてつくられたもの。鎮静作用があり、寝つきをよくしてくれる効果のあるカモミールを含み、おやすみ前のひとときにうってつけ。マルベリーには、美肌や目のストレスを緩和してくれる働きも。お茶をゆっくり嗜みながら、ライトは間接照明のやわらかな光に切り替え、デジタルデバイスから離れて、いまの思考をノートに書き出してみると、なんだか心もすっきり。
慌ただしい一日でも、寝る前にゆったりとした時間をつくることで、落ち着いた気持ちで眠りにつくことができます。
好きな味や香りを少しずつ集めながら、寒い季節だからこそたのしめる、自分らしいホットドリンクのティータイムを。
身も心も温まる豊かなひとときを大切に、素敵な日々をお過ごしください!