【週末の新習慣#2】森林浴
【週末の新習慣#2】森林浴
こころとカラダをより健やかに、毎日をより豊かにするアイデアをお届けする「for your wellness.」。
今回は、2024年に新たにスタートしたことをご紹介します。
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みなさんは、自分を思いやるのは得意ですか?
目標に向かって努力したり、ここぞというタイミングで気合を入れて少しだけ無理をしたり、自分のまわりの大切な人たちのことを想って動いたり。
そんなふうに頑張ることは無意識のうちにできている気がするけれど、それと同じくらいの熱量ややさしさを、自分に対してはなかなか向けられていない人も多いのではないでしょうか。
まさしく私もそのうちの一人。
昨年末に身体の不調が続いたことをきっかけに、あらためて自分自身の生活習慣について考えてみると、私は自分と向き合うことやいたわる習慣が欠けているのかもと気づきました。
この先まだまだ長い人生、健やかな自分で居続けるためにも、これからは意識的に自分を思いやる時間をつくろうと思い、新たな週末の習慣として取り入れたいのが“森林浴”です。
自然には私たちを癒やしてくれるリラックス効果があり、自律神経を整えて心を落ち着かせたり、ストレスホルモンを低下させたりと、いい影響をもたらしてくれます。
“自然の中にいる間は自分のためだけに過ごす時間”と決めて、モードをスイッチできるようにしておくことも大切。
なるべくスマホは触らずに、目に入る景色を眺めながらそのとき感じること、浮かんだ考えに思いを馳せて、今の自分を見つめるひとときに。
✔️1 公園でお手軽森林浴
木々に囲まれた広めの公園へ足を運べば、都心に居ながらも自然に浸れて、気軽に気分転換をすることができます。
時間にゆとりのある日には、いまの気分に合う一冊を自宅の本棚から選び、途中で軽食もピックアップしてからお気に入りの公園へ。しばらく園内をぐるりと散歩して、歩き疲れたら落ち着けそうなスポットを探してベンチでのんびり。
ゆったり過ごす中で、いまの自分の状態や心境についてぐるぐる想いを巡らせてみるのもいい。
木漏れ日を浴びながら道ゆく人を眺めていると、休日の公園特有ののどかで平和な雰囲気をじんわりと感じられて、無理なく前向きな気持ちになれる気がします。
ぼーっとすることにも飽きたら、本を開いて自然の中で読書を。開放的な空間で本を読んでいると、感性がオープンになって、いつも以上に新しい気づきが増えるような。そして外で食べるごはんは、ロケーションの心地よさも相まって言わずもがな一層の味わい深さがあるものです。
✔️2 自然体でいられる友人と山へ出かける
ハイキングでも、登山でもキャンプでも。きれいな空気が充満した山の中で全身にマイナスイオンを浴びるのは、自然のパワーを最大限にチャージできるとっておきの過ごし方。
草木や土の香りに包まれて、鳥のさえずりや川の流れる音、風に揺れる葉の音を感じながら山の中を無心で歩くと、瞑想に近い感覚を得られます。会話をしなくても気にならない、気心の知れた友人と出かけるのがベスト。
✔️3 自然豊かな田舎町へ電車旅
丸一日確保して、たまには足を延ばして違う街でも森林浴を。
きっちり予定を組んだ観光のための旅ではなく、メインの目的は自然をマイペースに味わうこと。目指す駅だけ決めておいて、到着後はGoogleマップに頼ることなく自然を探してふらりと歩きたい。
道中で気になるお店やスポットがあれば気の向くままに寄り道して、偶然の出合いを楽しむのも新鮮。
田舎へ向かう電車旅の個人的な醍醐味は、車窓から眺める自然豊かな風景。電車を乗り継いで、山の中をゆっくりと進む一両編成のローカル電車に揺られていると、徐々にいつものせわしない時間感覚から解放され、心に余裕が生まれるのを感じます。
私ははじめて訪れる場所へ行くとよく、その土地に暮らす地元の人たちを見ながら、そこで生活する自分を想像してみます。
そうすると、普段は目の前にある道だけが進むべき道だと思っているけれど、実は選択肢はたくさん広がっていて、自由に好きなように生きていいのだと気づけて、心がふわっと軽くなり元気が出ます。
いつもと違う場所に行くことは、凝り固まった思考をほぐして気持ちをリフレッシュする効果も。
これらのほかにも、自分なりにいろいろな方法の森林浴を探って試してみようとたくらみ中。
気持ちが揺らいで呼吸が浅くなりそうなとき、生活が乱れがちなとき、森林浴を取り入れて、健やかで私らしくいられる一年を過ごしていきたいと思います。