コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

わたしの錨 | 冷めやらぬ WarmThings #10

冷めやらぬWarmThings #10 わたしの錨 冷めやらぬWarmThings #10 わたしの錨
さまざまな分野で活躍する人に、“冷めやらぬ愛を持ち続けているもの”について綴ってもらう連載エッセイです。 WRITER ラッパー 間部麻里 仕出し弁当・ケータリング
わたしの錨 わたしの錨 30代後半からどんなに寝ても疲れが取れなくなった。せめてもう少しマシな体になりたい。平穏に日々を乗りこなす術が欲しいと思っていたときに薬膳を知り、「中庸」という言葉に出合った。 「中庸」とは、過不足なくほどほどという意味で、調和がとれている状態を指す。もしかして、薬膳は日々揺れている体の変化に対して、やさしく錨をおろしてくれる存在なのではないか。わたしは長い会社員生活から離れ、薬膳の考え方をベースにしたお弁当をつくるようになった。 わたしがつくるお弁当のおかずで「塩麹蒸し鶏自家製四川味噌添え」というものがある。この料理をつくるにあたっての副産物として、鶏のスープがある。これがとても滋味深く美味しい!このスープをつくると飲んでほしい顔がたくさん浮かぶ。湯気の向こうでほどけていく顔を想像して、電話をかける。
さまざまな分野で活躍する人に、“冷めやらぬ愛を持ち続けているもの”について綴ってもらう連載エッセイです。 WRITER ラッパー 間部麻里 仕出し弁当・ケータリング
わたしの錨 わたしの錨 30代後半からどんなに寝ても疲れが取れなくなった。せめてもう少しマシな体になりたい。平穏に日々を乗りこなす術が欲しいと思っていたときに薬膳を知り、「中庸」という言葉に出合った。 「中庸」とは、過不足なくほどほどという意味で、調和がとれている状態を指す。もしかして、薬膳は日々揺れている体の変化に対して、やさしく錨をおろしてくれる存在なのではないか。わたしは長い会社員生活から離れ、薬膳の考え方をベースにしたお弁当をつくるようになった。 わたしがつくるお弁当のおかずで「塩麹蒸し鶏自家製四川味噌添え」というものがある。この料理をつくるにあたっての副産物として、鶏のスープがある。これがとても滋味深く美味しい!このスープをつくると飲んでほしい顔がたくさん浮かぶ。湯気の向こうでほどけていく顔を想像して、電話をかける。
illustration:Higuchi Sakuya

冷めやらぬWarmThingsの最新記事

わたしの錨 | 冷めやらぬ WarmThings #10

わたしの錨 | 冷めやらぬ WarmThings #10

奇妙で平和なぬいぐるみとの暮らし | 冷めやらぬ WarmThings #09

奇妙で平和なぬいぐるみとの暮らし | 冷めやらぬ WarmThings #09

草原のミルクティー | 冷めやらぬ WarmThings #08

草原のミルクティー | 冷めやらぬ WarmThings #08

冷めやらぬWarmThingsの記事一覧へ

最新記事

スープのじかん。大辻隆広さん(カメラマン)①|視線に入って、それが日常に変わる

スープのじかん。大辻隆広さん(カメラマン)①|視線に入って、それが日常に変わる

わたしの錨 | 冷めやらぬ WarmThings #10

わたしの錨 | 冷めやらぬ WarmThings #10

スープのじかん。深川麻衣さん②|何を見ているかわからない目でポテトチップスを食べていたところ

スープのじかん。深川麻衣さん②|何を見ているかわからない目でポテトチップスを食べていたところ

最新記事一覧へ