不調は血流不良が原因かも?|季節の変わり目に、からだを起こす巡りをよくする、秋のヨガ vol.01

季節の変わり目に、からだを起こす
巡りをよくする、秋のヨガ
季節の変わり目は、なんとなく体が重かったり、冷えを感じやすくなる時期。
夏に溜まった疲れをリセットするには、「巡らせること」が大切です。
2回にわたって、血行を促して体の巡りをよくするヨガのストレッチポーズをご紹介します。
ゆっくり動いて、深く呼吸をするだけでも、心もからだも少しずつ軽くなるはずです。

なんとなく続く不調は
血流不良が原因かも?
危険な猛暑は落ち着いたものの、「なんとなく体が重い」「疲れが取れない」といった夏の不調が続いていませんか?その不調は体の巡りが原因かもしれません。夏は、暑さによる脱水や冷房による体の冷えが原因で血流不良が起こりやすくなります。ヨガのストレッチポーズで血流を促進して巡りの良い体をつくり、夏バテ解消&秋バテ予防をしていきましょう。

①キャット&カウポーズ(5〜10往復)
- 1. 脚は腰幅に開き、肩の真下に手首がくるように四つ這いになる。
- 2. 頭頂を前に向け、背中を広く保ちながら、肩甲骨を下げる。
- 3. 指先でマットをやさしくつかむようにし、肘は軽く曲げておく。
- 4. 鼻から息を吸いながら、背中を丸めてお腹を引き入れ、尾骨を内側へたたむ(猫のポーズ)。
- 5. 息を吐きながら、肩甲骨を下げて背中を反らせ、胸を前に押し出す。顎は軽く引き上げる(牛のポーズ)。この動きを、呼吸に合わせて5〜10往復繰り返す。
「息を吸う時のキャットポーズでは、首の後ろを長く保つことがポイントです。肩甲骨を下げて、耳たぶと肩の距離を長くするように心がけてください。吐く時のカウポーズでは、腰を反りすぎないように気をつけましょう。お腹を長く伸ばして、胸を前へ押し出す意識でやってみてください」

②ラクダのポーズ(5〜10呼吸)
- 1. 正座になり、背筋をまっすぐに伸ばす。膝に違和感がある場合は、膝と膝の間を少し広げる。
- 2. 両手を後ろに一歩ずつ歩かせ、肩の下に手首がくる位置で手のひら全体をマットにつける。指先はお尻の方に向ける。手のひらがつきにくい場合は、指先だけでもOK。
- 3. 息を吐きながら肩甲骨を寄せ、胸を天井方向へ引き上げる。体の前面が心地よく伸びるのを感じながらキープ。
- 4. 安定していれば、顎を上げて頭をゆっくり後ろへ倒し、鼻呼吸を5〜10回繰り返す。
- 5. 顎を引いて頭を戻し、手で一歩ずつ前に進んでゆっくりと正座に戻る。
「マットについている脚全体で床を押して胸を引き上げる意識が大切です。普段、スマホやパソコンなどの使用で縮んだ胸を開いていくことで呼吸が深まり、血流促進につながります。肩周りのストレッチ効果もあるので姿勢も改善されます」

Yukiii
2013年にヨガと出会い、ヨガ哲学・瞑想の最高恩師エミール・ウェンデル、後にジェンソン・バーチ、マーク・シングルトンらを師事。2015年からフリーヨガティーチャーとして活動。国内外の数多くの生徒たちから信頼を受け、プライベートセッションやワークショップ、イベント、リトリートも開催。毎週日曜日はGyre表参道にて朝ヨガを開催。
@yukiiimatsuiii
https://madeyogi.com/