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スープのある時間に読みたい本|SOUP&BOOKS vol.04

スープと本の写真

スープのある時間に読みたい本|SOUP&BOOKS vol.03

SOUP&BOOKS
スープのある時間に読みたい本。

スープのように、あたたかくてやわらかな
読書の時間がある。
そんな想いから今回、
ブックディレクションや編集を手がける
ORDINARY BOOKS
三條陽平さんに、
「スープ」をテーマにした本を選んでもらいました。
本企画は全4回。

毎回ひとつのテーマをもとに、「スープのように心を満たす本」を紹介していきます。
まずは、この企画のはじまりに三條さんが語ってくれた言葉から。

スープについてあらためて考えてみると、曖昧で不思議なものが浮かび上がってきました。

お腹をしっかり満たしてくれるごちそうでありながら、コーヒーのように心をほっとさせてくれる飲み物であり、熱くても冷たくてもおいしく、濃厚でも、あっさりでも成立する。そんな両極端の要素を受け入れ、満足感と安心感をもたらしてくれるのがスープではないでしょうか。

社会はいつも二項対立に引き裂かれそうになっており、満足感と安心感こそ私たちに必要な感性です。世界を二分してしまいがちな私たちの思考を、ゆるやかに溶かしてくれるような存在と言えるかもしれません。

本は、正解を押しつけるものではなく、その解釈はページをめくる読み手に委ねられ、スープのように味わい方も人それぞれ違います。

スープと本。
どちらも、私たちを満たし、ほっとさせてくれる。
そんな二つを味わう時間は、暮らしをより豊かにしてくれるはずです。

Theme.3 冷めてもおいしい

時間が経っても心に残り、
何度でも味わいたくなる本があります。
スープのようにあたたかく、冷めても余韻が残る
そんな物語や作品を3冊ご紹介します。

本「チキンスープ・ライスいり 12のつきのほん」

チキンスープ・ライスいり 12のつきのほん
モーリスセンダック/冨山房

ライスが少しだけ入ったチキンスープが大好きな男の子は、暑くても寒くても、誕生日もクリスマスも1年中「チキンスープ・ライスいり」を楽しんでいます。1月は氷の上を滑りながら、7月は海の中で、11月にはクジラになって、噴き上げるのは潮ではなくチキンスープ。12月にはクリスマスツリーの飾りつけにも「チキンスープ・ライスいり 」!この物語には具体的なレシピは登場しませんが、チキンスープの味わいを想像するだけでスープが恋しくなる一冊です。

本「Campbell’s Soup Cans: Andy Warhol」

Campbell’s Soup Cans: Andy Warhol
Andy Warhol/MoMA

32枚のキャンバスに、それぞれ異なる32種の「キャンベル・スープ缶」を描いたこのシリーズはアンディ・ウォーホルの代表作として広く知られています。1960年代のアメリカでは、キャンベル・スープは日常の食卓に欠かせない存在であり、スーパーマーケットで手軽に手に入る庶民的な食べものでした。ウォーホルは、誰もが知るこの身近な商品をアートへと昇華させたのです。当時、高度経済成長期のアメリカで広がっていた大量生産・大量消費へのアンチテーゼを内包するこの作品は、アメリカン・ポップアートの金字塔として位置づけられています。世界のアートシーンに多大な影響を与えたこのシリーズは、スープという存在が世界中で愛されてきた証とも言えるでしょう。

本「せかいいち おいしいスープ」

せかいいち おいしいスープ
マーシャ・ブラウン(文・絵) 
こみやゆう(訳)/岩波書店

おなかを空かせた3人の兵隊が、ある村に立ち寄りました。彼らは家々を回って食べものを分けてもらおうと頼みますが、村人たちは大切な食料を井戸や棚の下に隠してしまいます。困った兵隊たちは知恵を絞り、「石のスープを作ろう」と村人たちに提案します。石から本当にスープができるのかと興味をもった村人たちは次々に集まり、やがてにんじんやキャベツ、牛肉、大麦など大事な食料を差し出すようになります。兵隊が「これは王様が飲むスープだ!」と宣言すると、村人たちは大喜び。やがて石のスープは具だくさんのおいしいスープとなり、みんなで楽しく味わうのでした。スープが人々の猜疑心まで溶かしてくれる、希望に満ちたお話です。

ボルシチと参鶏湯の写真

物語の続きを、スープとともに。

ゆっくりと味わうほどに、深みと優しさが広がる2つの一杯。

北海道産とうもろこし「スイートキッス」のつぶつぶたっぷりポタージュ
北海道産の甘み豊かな「スイートキッス」をたっぷり使ったコーンポタージュ。粒のシャキッとした食感とやさしい甘さが心をほぐします。

あさりと国産野菜の濃厚クリーミーなクラムチャウダー
国産のじゃがいもやキャベツ、にんじんなどの野菜に、あさりの旨みをぎゅっと閉じ込めた濃厚なスープ。バゲットを添えて、ゆっくりと味わいたい一杯。

北海道産とうもろこし「スイートキッス」のつぶつぶたっぷりポタージュ 540円
購入はこちら
あさりと国産野菜の濃厚クリーミーなクラムチャウダー 540円
購入はこちら
プロフィール

三條陽平

ORDINARY BOOKS代表。1987年生まれ。蔦屋書店、BACHを経て2022年独立。
公共図書館や宿泊施設、企業ライブラリーの選書やアートブックの編集を軸に活動。ブックディレクションでは岐阜県可児市の公共図書館「カニミライブ図書館」を手掛ける。
出版した書籍に宇平剛史(著)Cosmos of Silence、編集/執筆を手掛けた書籍に造本設計のプロセスからたどる 小出版レーベルのブックデザインコレクション(グラフィック社)、Sandwich | KOHEI NAWA(Sandwich Inc.)がある。

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