巡りの良いバテない体へ|季節の変わり目に、からだを起こす巡りをよくする、秋のヨガ vol.02

季節の変わり目に、からだを起こす
巡りをよくする、秋のヨガ
季節の変わり目は、なんとなく体が重かったり、冷えを感じやすくなる時期。
夏に溜まった疲れをリセットするには、「巡らせること」が大切です。
2回にわたって、血行を促して体の巡りをよくするヨガのストレッチポーズをご紹介します。
ゆっくり動いて、深く呼吸をするだけでも、心もからだも少しずつ軽くなるはずです。

血行を促進させて、
巡りの良いバテない体へ
vol.1に続いて、ヨガインストラクターのYukiiiさんに体の外から血流を整えるヨガのストレッチポーズを教えてもらいます。今回は、股関節のリンパを流して老廃物を外に出し、冷えやむくみを改善して疲労回復につなげていくポーズです。イライラ解消効果もあるので、ぜひ試してみてください。

①トカゲのポーズ(左右各5呼吸)
- 1. 四つ這いになり、両脚を揃えてマットの中心にセット。両手は肩幅に開き、肩の真下に手首がくるように置く。
- 2. 右足を右手の外側に大きく踏み出し、かかとの真上に膝がくるようにする。つま先は外側に45〜90度ほど開く。
- 3. ゆっくりと両肘を曲げてお尻を下げていき、手のひらを顔の前について前腕をマットに下ろす。上半身の力を抜いて、鼻からゆっくりと5呼吸する。
- 4. 手のひらを顔の下に移動させ、手で床を押して上体を起こす。
- 5. 左手を顔の真下につき、上体をねじりながら右手で左腿の外側を持つ。余裕があれば、左膝を曲げて左足のつま先を右手で外側から持つ。
- 6. 右肩を開き、目線は右肩の先へ向ける。この姿勢で鼻呼吸を5回行い、ゆっくり元の姿勢に戻る。反対側も同様に行う。
「股関節には下半身のリンパ節が集まっているので、ストレッチすることで血流が良くなり、冷えやむくみが解消されます。ポーズが終わった時に頭がスッキリとする効果も。イライラも解消されるので、夜寝る前にやってみてください」

②立って両脚を伸ばすポーズ(10呼吸以上)
- 1. 背筋を伸ばして立ち、両脚を1mほどの幅に開く。足先は正面に向け、左右の足は平行に揃える。
- 2. 両手のひらを背中で合わせ、指先をつかむ(または、手の甲同士を合わせてもOK)。お腹を軽く引き入れながら、上体を前に倒していく。
- 3. 上体を90度になるまで倒したら、両膝を軽く曲げて、背中で組んだ手を天井方向に伸ばす。そのまま腰からさらに上体を下げていく。
- 4. 顎を引いて頭の力を抜き、肩を左右に大きく揺らすように動かす。余裕があれば、両膝をゆっくりと伸ばしてから肩を揺らす。
- 5. 5往復ほど揺らしたら、動きを止めて中心で静止し、鼻呼吸を10回以上ゆっくりと繰り返す。
「背中が丸くならないように注意しましょう。お尻の座骨を天上へと引き上げる意識を持って体を傾けていくのがポイントです。また、両方の足裏でマットを左右に引き裂くように外へ押し出すことも大事です」

Yukiii
2013年にヨガと出会い、ヨガ哲学・瞑想の最高恩師エミール・ウェンデル、後にジェンソン・バーチ、マーク・シングルトンらを師事。2015年からフリーヨガティーチャーとして活動。国内外の数多くの生徒たちから信頼を受け、プライベートセッションやワークショップ、イベント、リトリートも開催。毎週日曜日はGyre表参道にて朝ヨガを開催。
@yukiiimatsuiii
https://madeyogi.com/